菜箸と統計的思考
うちには持ち手の部分の色が赤と黒で、他の部分は長さも形も全部同じ見た目の菜箸が二膳あります。
その菜箸、二膳で四本を箸先を上にしてごカゴに入れてあり、料理をするときはそこから二本取るのですが、カゴの中は見えない(色が付いている持ち手の部分が見えない)ので菜箸の組み合わせが必ずしも正しくならないわけです。
というか、非常に高い確率で間違った組み合わせ(赤と黒)になってしまう。
同じ二本ずつなのになんで間違った組み合わせばかりになるのだろうと、ずっと不思議だったので、まじめに確率を考えてみました。
そしたらなんと二倍違う。
すなわち観測結果は正しいという事。
[同じ色の組み合わせになる確率]
1/3 ※ 最初の一本と同じ色は、残りの三本の内一本だけ
[間違った組み合わせになる確率]
2/3 ※ 1 - 1/3
私の確率的思考が全く訓練されていないのが原因なわけですが、
人間の直感はこんな簡単な確率ですら正しく扱えないのだなあと、改めて感じた次第。
で、下記は人間の直感はどういうときに正しくて、どういうときに間違えるのかという話が、脳は統計的思考が苦手だという沢山の実験と一緒に説明されている本です。
また読んでみるかなあ。